2014年1月5日日曜日

少人数教育、小規模学校の大きなメリットの一つ

いつも思っていることを一つ書いておきたい。
少人数学校の大きなメリットの一つは、周囲の目、全体に合わせてふるまう事、言い方を変えると、「こうしなければならない」「これはだめ」「こうすべきだ」というまわりからの声、「規律」などにとらわれすぎない、縛られすぎないことだと思います。内面からの自然と湧き出てくる強い想い、その子らしさ、その子ならではの「やる気」が育つ前に、外からの目、声、~すべき、~しなければならない、という事に触れていると、外面ばかりが先に育ってしまい、内面がそだたない、本当に必要なその子自身の本質、ワクワクドキドキとした感情、本当に好きなこと、三度の飯より好きなこと、がわからなくなります。(周囲の期待した内容で外面だけの人間ができてしまう。そして本人は大人になってから苦しむ。)
特に小学校のときに少人数教育(複式学級もよい)で、かつその特徴を活かした教育の中で育つことは、、自分の内面から湧き出てくる思い、「やりたい」と心の底からの「やる気」を育てられやすいと思います。このことは、少人数によってその他大勢になることなく、常に全力を出さなくてはならない環境と相まって、小学校時代に非常に人間力が鍛えられ、その子ならではの能力が育っていくと思います。(ただし、その少人数の特徴を教育する大人側がしっかり意識し、内面のやる気、本当にやりたい事への意識、想いがしっかり育ち、それが社会全体の中でバランスを保っていられるように見守っていくことが同時に必要でもあります)
小学校くらいの子供時代に周囲の目、全体に合わせたふるまいをしていると、大きくなって自分が何をしたいのか、分からなくなる可能性が強いとおみます。今の大人たち50代から下の世代には(体験的にも、様々なメディアからの情報からも)たくさんいると思う。それに自分自身で気付き、苦しんでいる人も少なくない。
小さい時に内面の湧き出る思いを大切にできる環境で育ち、中学校くらいから全体の中での自分を、内面からの想いを意識し、コントロールしながらふるまっていけるようになるのが、子供の教育の本質の一要素として実現されるといいな。
おいらは自分が内面の「本当にやりたいこと」を意識できるようになることと同時進行で子供たちを見守り育てていくことを挑戦したい。

0 件のコメント:

コメントを投稿