ここ新潟県糸魚川市の上早川小学校は26年度現在、全校生徒9名の複式学級です。 そして27年度をもって下早川小学校と統合することが決まりましたが、今現在も、少人数教育のメリットを活かして、全員が本来の自分を発揮しながら毎日を過ごしています(少人数なので一人ひとりが発揮せざるを得ない(^_^;))。 個人的には、少人数の小学校も残しておいてほしい。小学校時代は「その他大勢」がうまれない環境が大切です。多人数のなかのメリットもあるけど、小学校時代は一人ひとりが自分の内面から涌き出る想いを感じ取って、育てられることが大切だと思います。規模が大きくなるほど、自分の内面より外側に意識が常にいってしまう。 競争力、集団行動への不安。いずれも工夫次第でカバーできるのではないかなぁ…できれば中山間地では学区を越えて希望の学校に入れるようなしくみ、自由に選択できるような制度はできないものか… ※確かに9名は少なくなりすぎました。小学校を残すためには、せめて各学年複数人数いる間に地域全体で手を打つ必要があります。 残りの間、出来る範囲でこの上小の様子を残しておきたいと、このブログを続けています。
2013年4月11日木曜日
誕生日の木
上早川小学校には「誕生日の木」があります。
本物の植物の木ではなくて、廊下に大きな紙に、木を描いてあって、
その年の月ごとに、誕生日の人が生徒、先生、用務員さん、全員わかるようになっています。
小学校の全員の誕生日がわかるって、不思議な気がします。
少人数の学校でないと無理。
自分がいる集まりの全員について、いろんなことがわかっているって、素朴に、安心できるし、うれしい。
去年、ここ上早川小学校の運動会で感じた不思議な感覚と同じ感覚を味わう。
全員の生徒のことを応援できている、見ることができている、それぞれの子供達一人ひとりを感じることができているこの感覚。
この感覚。そこにいる全員のことが、団体として一まとまりとしてではなく、一人ひとりとして感じて、観ることができて、そのうえで全体を感じること。
この感覚って実はすごく大切なことで、生きる上でも重要なことのような気が、ここ上早川小学校の生徒の様子をみていて、感じます。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿